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Vol.2 家具工房TAKEKOSHI  topへ
- 古い建物の思い出をいつまでも -   2007 .11

駅前再開発のため、味には定評のある寿司店が移転を余儀なくされました。
このお店の軒桁は、長さ3間(5.4m)もあるとても立派なものでした。

『これで何かを作り記念に残したい・・・』とのお店の方の要望で、工房ではこの桁材でベンチと時計を制作することになりました。

軒桁は長すぎて現場から移動できません。短く切って工房まで運びました。

この軒桁を、まず板に製材します。ここで活躍するのが工房で最近製作した自家製の『チェーンソー製材機』です。

一般的には、木を製材するには大がかりな設備とスペースが必要なのですが、この『チェーンソー製材機』はチェーンソーを利用し、簡単な設備と狭いスペースで、丸太から板を作れるすぐれものです。

素性の良い杉材は、そのまま使用しても表情に乏しいので、三角形に切って接着、寄せ木にします。
ホーラーという機械で文字盤をはめ込む穴をあけます。杉材は堅い家具材と異なり、柔らかいのでとてもキズになりやすく気を遣います。

本来は、家具を作った切り落としの端材がもったいないので作り始めたデザインなのですが・・・・

工房オリジナルの、陶で作った文字盤をはめ込みます。

杉で時計を作るのは初めてです。
杉材のやわらかな感じと漆喰風の文字盤は相性が良いようです。

真鍮のプレートに、新店舗オープンの日付を刻印し背面に付けます。
桜で作った針をセットして完成。
時計たちは新しい店舗のオープンと一緒に、新しい時を刻み始めることでしょう。
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